いつも応援して下さっている皆さんへ



自分の未来を思って入院中に描いた絵です。
生きていることの不思議をあらためて気づいた出来事でした。
  
 いつも創作活動とともに

北海道での山の暮らしも応援して下さっている皆さんへ


 お元気ですか?
いつも変わらず応援して頂き本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございます!
  
今年は年明けから新しいテーマにも精力的に取り組んで
創作活動に当たっていましたが実は夏に突然体調を崩し、入院・療養して
いました。いつも応援して下さっている方々にはもっと早くにご報告すべき
ところ遅くなって申訳ありません。

現在は退院して自宅で服薬治療を続けています。
闘病と言うと苦しい感じですが、現状は…病気と共生していける
状態を探しているという感じです。
共生してゆく相手は…『慢性骨髄性白血病』です。

なんとも重いショッキングな病名だったのでどの段階で報告したら良いのか
かなり悩んでましたいつもなら秋の作品展の話題を
BlogやWEBでお知らせをするなのに出来ずにいましたが、
もうそろそろお知らせしておかないと…」とい今日になりました。

私自身がその病名を知ったのは、救急車で搬送される途中、
救命救急士病院へ連絡している会話の中でした。
どこか他人のような気がしていたのが正直な感想です。

当初、極度の貧血と基準値より二桁以上ある白血球の数値から
慢性骨髄性白血病の病状の中でも危険な状態の疑いもあったので
検査の結果がでるまでは先のことは考えられない状態でしたが、
幸いにも信頼できる主治医とも出会うことができ
病状も『慢性期と言う薬による治療の出来る段階でした。

この慢性骨髄性白血病の慢性期の病状は
10年前なら大半が骨髄移植も視野に入れながらの治療だったようですが
は革新的な薬が開発されて、その薬との相性がよければ
かなり自由な生活が出来るまでの病気になってきています。

この病気の発症の原因は遺伝子・染色体の突然変異で
この突然変異した染色体が癌化した白血球を作る命令を出し続けることです。
ただ、なぜその突然変異が起こるのかは今もなお解明されていないそうです。

薬の副作用ありとあらゆるものが上げられているので
その副作用が出ないことを祈りながらの治療になりますが、
入院中に大きな山は越えていますので『生きる』強い気持ちで一杯です。
今は、山の中の自宅で「よく寝て、よく食べて」を心がけ、
頂いている絵の仕事をしながらの生活ができています。

たくさんの方々にご心配をお掛けすることになりますが
この先にある"復活"を楽しみにその日をお待ち頂ければと思っています。
個々の方々には少しずつお便りを差し上げる予定にしております
最初のお知らせがこのWEB上であったことお許し下さい。

  
私自身ショックでしたが、健康な状態では経験できないことや思いを得られたのも事実で
絵を描くことを仕事にしている以上、その経験や思いから出てくる何かが
見つけられそうな気がしています。

『生かしてもらっている』という意識とともに、『生きている』と意識が
今まで以上に強くなったの事実です。
そんな思いで自分自身これからの創作活動を楽しみにしています

いつもお世話になっている大阪・南森町の八番館画廊のオーナーから
勇気の出る言葉を頂きました。
『人は病気では死なない、寿命で死ぬんだ』
自分の寿命を全うできるように頑張ります!

これからも何かを伝えられる絵を描いていけたらと思っていますの
ご心配お掛けしますが、今後とも応援よろしくお願い致します。

2015年9月 中村彰宏



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